顎の痛み
このような症状はありませんか?
- 食べ物を噛むときに痛みや違和感を感じる
- 口の開閉時に顎からカックンというような音がする
- 顎が外れることがある
- 食事をしていると顎がだるい
- 大きく口を開けられない
顎関節とは
顎関節は下顎の骨(下顎骨)と頭の横の骨(側頭骨)の下顎窩とその前にある関節結節という部分で構成されます。
この二つの骨の間には、関節円板というクッションが入っており動きを滑らかにする働きを持っています。そのため食べ物を噛むような動作から前後左右といった複雑な動作が行えるようになっています。
顎関節の周りには食べ物を噛む動き(=咀嚼)に大きく関与する筋肉が4つあります。
- 咬筋
- 側頭筋
- 外側翼突筋
- 内側翼突筋
上記の4つの筋肉をまとめて咀嚼筋と呼びます。
顎関節症の原因
顎関節症が起こる原因には様々な要因が考えられますが、上下の歯の噛み合わせや顎周りの筋肉の緊張・急激なストレス・大口を開けたり硬いものを噛んだりしたとき・歯ぎしりなどが一般的です。
また、原因は以下のようないくつかの種類に分けられます。
顎関節症の原因
- 筋肉(咀嚼筋)
- 関節包や靭帯
- 顎にあるクッション(関節円板)
- 関節自体
- 外傷
- ストレス
顎関節症の方の8割以上が、上の歯と下の歯が接触している時間が長い
顎関節症の原因の多くは、上の歯と下の歯が接触している時間が長いことです。これは、顎関節症患者の8割以上に見られる習慣です。
普段、無意識のとき上の歯と下の歯の間には隙間があり、歯同士は接していません。歯同士が普段よりも長い時間接することで筋肉の疲労や関節の負担へと繋がってきます。
また、男性に比べ女性は筋肉が弱いため顎関節の障害が発生しやすいとされています。症状によっては日常生活でも不自由が生じ、顎だけではなく身体全体の負担になりストレスとして蓄積されていきます。
当院のアプローチ
顎のお悩みは“どこに行ったら診てもらえるのだろう?“という声を聞くこともありますが、当院では顎関節の調節に力を入れていますのでご安心ください。
アプローチとして顎関節の左右差や偏位方向などのアライメント、動作時の左右差などの状態をしっかりとチェックしてから施術に移ります。
また、筋膜の調節にも力を入れていますので、顎周りをアプローチすることで顎周りの血流が良くなったり、咀嚼筋の働きが良くなることに繋がってきます。
心身ともに負担をかけないことが重要です。顎の不調でお悩みの方は一度ご相談ください。
この記事の執筆者
神津憂汰Yuta Kouzu
柔道整復師
中学時代、陸上競技で混成8種に取り組む。整骨院で治療を受け、痛みから解放された経験から同じ道へ。
「痛みに寄り添える治療家」と「心で寄り添える治療家」を目指し、日々努力を重ねています。